「Marvel’s Spider-Man」。PS5にて続編の「Marvel’s Spider-Man Miles Morales」も発表されましたね!
スパイダーマンと言えばやはりピーター・パーカーのイメージが根強いと思います。映画「スパイダーマン」1~3、「アメイジングスパイダーマン」1~2、MCUの「スパイダーマン」ホームカミング、ファーフロムホームもピーター・パーカーが主人公でした。
一方、原作で二代目スパイダーマンとなるマイルズ・モラレスは先述した映画に出演はなかったのですが、アニメ映画「スパイダーマン:スパイダーバース」で鮮烈な登場を果たしました。
あの映画で、マイルズファンになった方も多い事でしょう。かく言う筆者もその一人で、マイルズが主役のスパイダーマンゲームが発表されたのは実に喜ばしいことであります。
と、筆者のスパイダーマン愛はさておき、今回は「Marvel’s Spider-Man」のレビュー記事となります。
※本記事はストーリーに関するネタバレを含みません。
※ストーリーに関する深い考察等は本記事にはありません。というか深い考察を行うだけのスキルが筆者にありません。悪しからず。
ストーリー
スパイダーマンことピーター・パーカーは、特殊なクモに噛まれて超人的な能力を得たスーパーヒーロー。力に目覚めて早8年、そのパワーと科学の才能、軽口を活かしてニューヨークの街を守り続けている。
そんなある日、とある犯罪組織のボスを倒した事をきっかけに、ニューヨークの町全体を揺るがす大きな陰謀に巻き込まれていく……といったストーリー。
クリアにかかった時間
本編で50時間、ダウンロードコンテンツの「摩天楼は眠らない」を含めると70時間かかりました。
メインストーリーの他にサイドクエスト、アイテム収集やアジト攻略など遊べる要素は充実しており、やりこむと100時間は超えると思います。
ゲームシステム
アクション
Marvelの有名なヒーローには、アイアンマンやハルクなどがいますよね。アイアンマンはリパルサーレイやミサイルなど、ハルクは怪力にハルクスマッシュなど、見た目もパワーもド派手。
対して、スパイダーマンって、ウェブシューターで糸を放ちまくるのがメイン戦術だと思っていたので、どんな戦闘になるんだろう、と思っていました。
ヒーローを舐めていましたね。
ウェブや身体能力を活かした格闘はもちろん、ピーター・パーカーは優秀な科学者でもあるので、自分で開発したガジェットを戦闘に使用するのです。
放電は基本、ホログラムデコイを作り出したり、ビームを撃つドローンを放ったり、敵を空中に浮かべたり。ウェブ・ボムとサスペンション・マトリックスには本当にお世話になりました。
クモの糸を使用して振り子のように進んでいくウェブ・スイングについては、非常に簡単な操作で快適でしたね。
難易度
思ったより難しかった(小学生並みの感想)。
いやもうこれが本当で、大した根拠もなくヒーローもののゲームって雑魚敵は「戦国無双」や「三國無双」みたいにサクサク倒せるものだと思ってたんですね。
このゲームはもう、ボスより雑魚の方が強いわ。
ボスはなんだかんだタイマンですし、行動パターンとか隙が分かれば何とでもなるわけですよ。
雑魚は一体一体がそこそこ体力あるうえに、数も多い、攻撃力も高い。
デブの3連パンチ、ロケットランチャーには何度ノックアウトされた事か。
地味に回復の手段も少ないんですよね、他のゲームで言う回復薬的なアイテムがなく、戦闘で貯めたゲージを消費して回復するという。
アクションゲームが苦手な人は苦労すると思います。
あと、敵ではないですが、電車に轢かれてもゲームオーバーです。おかしいなぁ、ファーフロムホームでは生きてたんだが……。
総評
スパイダーマンになり切れます。ここがこのゲームの一番の魅力だと思います。
高層ビルが林立するニューヨークの街を、ウェブスイングで縦横無尽に飛び回り、クモの糸やガジェットを駆使して悪者を退治する。
ただ、正直舞台は最初から最後までニューヨークですので、風景に飽きてこない事もない。
あと、スパイダーマンのあのテーマ、聞きたかったなぁ。あのテーマが流れるだけでテンションが上がるファンも多いと思うんですよね。
何にせよ、Marvelファン、特にスパイダーマンファンであれば、十分にスパイダーマンの世界を味わえる楽しいゲームである事には間違いありません!