囲碁

【趣味】囲碁の始め方【大人から】

碁盤と碁石
碁盤と碁石

囲碁と言えば、ルールは知らなくても、黒と白の石が何となく思い浮かぶと思います。この黒や白の石の事を碁石と言うのですが、黒と白の組み合わせだけでなく、赤と青の組み合わせだったり、緑の石だったりもあるようです。碁盤はキャンバスに例えられる事がありますが、2色の石で1つの作品を完成させるような、そういった芸術性を囲碁は有しているのではないでしょうか。

知的で美しいボードゲーム、あなたの新しい趣味にふさわしいと思いませんか。

本記事では、学生時代にルールを覚え、社会人になってからアマチュアのイベントに参加するようになった筆者が、実体験を元に囲碁の魅力、始め方についてまとめたいと思います。

碁盤と碁笥

囲碁の魅力

まず、一度ルールを覚えてしまえば、いつでもどこでも気軽に対局可能なのが大きな魅力です。インターネットに接続さえ出来れば、PCからでもスマートフォンからでも、オンライン対局が可能です。いきなり人と対局するのが怖い場合は、CPUとの対局も可能です。初心者のうちはCPUと戦い、自信がついてきたら有人対戦する、という流れが一般的だと思われます。

次に、抽象的な話になるのですが、囲碁は大局観が育ちやすい、とよく言われます。囲碁は、将棋やチェスなどのように、王(キング)が存在しません。勝敗は、敵の将を討ったか否かではなく、獲得した陣地の広さによって決します。その為に、右下のこの陣地はリスクを冒してまで獲得する広さではないな、左上のこの陣地は今獲得しておかないと後々苦しくなるな、といった思考を巡らせる必要があります。この場所は今は手を抜ける、この場所は今手を入れないとまずい、そういった利益の比較、取捨選択が囲碁の醍醐味でもあります。

また、置き石やコミなどのシステムを上手く活用することで、実力に差がある者同士でもハンディキャップが調整しやすいです。

囲碁を始めるには?

ルールを覚えるのが最大の壁です。ここを超えてしまえば、打てば打つほど楽しくなります。この際、ルールの中でも理解するのが難しい「セキ」などと言った概念はとりあえず無視し、打ってみるのが吉です。また、定石についても最初のうちは意識する必要はありません。定石を覚えるのが楽しい方は別ですが、大抵の人は定石を覚えるより実際に対局して勝ち負けを争う方が楽しいはずです。

ルールについては、以下のサイトが簡潔にまとめられており、取り組みやすいと思います。

https://yasashiigo.com/

また、静止画だとイメージがつかみ辛いという方は、Youtubeなどで実際に碁石を使って説明されている動画を参考にすると良いでしょう。

囲碁を始めるのに必要な費用は?

インターネット環境さえあれば、スマートフォンアプリでも、ブラウザゲームでも、無料で遊べます。

もっとも、慣れてくるとどうしても実際の石で打ってみたい、人と対面で打ってみたい、大会などのイベントに参加してみたい、という気持ちが芽生えてくると思います。そうなった際には、囲碁カフェや日本棋院などでの支出が必要となります。

まとめ

いかがでしょうか。囲碁は、突き詰めると「囲んだ陣地が広い方が勝ち」というシンプルなゲームなのですが、実際にやってみるとその奥の深さに驚かされます。

本記事を読んで、囲碁に興味を持っていただければ、これほど幸いなことはありません。