「山ガール」という言葉が流行ったのも今は昔、令和のこの時代、登山はメジャーな趣味として広く楽しまれているように思います。
しかし、今でも登山趣味を公言すると、「山に登って何が楽しいの?」といった厳しい言葉を投げかけられることもあると思います。
そこで、本記事では登山の魅力、そして初心者にお勧めしたい山を3座、紹介したいと思います。
登山の魅力
一番の魅力は、やはり非日常感を味わえることでしょう。日常生活ではあり得ない体験は、冒険さながらの興奮が味わえます。普段、都会に住んでいる人ほど登山にハマりやすい傾向があると思います。
また、地方の山へ遠征に行ったついでに食や観光を楽しんだり、山から見える景色を写真に撮ったり、と登山は「旅行」や「カメラ」など他の趣味との相性が抜群です。更には、トレイルランニングやロッククライミング、キャンプなど、別趣味への派生の可能性を秘めた趣味なのです。
他にも、日本百名山と呼ばれる100の山の登頂を狙ったり、山バッジというアイテムを集めたり、RPGのようなコレクション要素も登山の魅力と言えるでしょう。
初心者にお勧めしたい山
それでは、初心者にお勧めしたい山の紹介です。初心者向けですので、日本アルプスや富士山といった比較的標高の高い山は対象外としています。また、季節も春~秋を想定しています。冬山はスノーシューやピッケルなど専用装備が必要なほぼ別ジャンルともいえる領域ですので、十分経験を積んでから挑戦しましょう。なお、今回紹介する3座は全て都内から日帰りが可能な山を選出しました。
高尾山
標高599メートル。
登山しない方でも耳にしたことはあるのではないでしょうか。世界一登山者数が多いことでギネスにも登録されています。ケーブルカーやロープウェイといった移動手段、豊富な食事処、ふもとの温泉、夏にはビアガーデン、など至れり尽くせりです。
もう登ったことあるよ! という方は、城山、景信山を経由して陣馬山への縦走にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

それもやったことあるよ! という方は、高尾山健康登山に挑戦してみてはいかがでしょうか。中腹の薬王院で健康登山手帳を購入し、21回薬王院に訪れてスタンプを押印してもらうことで記念品が貰えます。

御岳山
標高929メートル。
高尾山には登ったことがあるけど、まだ本格的な登山は不安・・・という方にお勧めです。ケーブルカーやロープウェイがあり、食事処も豊富であるなど高尾山と共通点が多く、それでいて景色は全くの別物です。

ちなみに筆者はこの山に登ったことがきっかけで登山が好きになりました。ロックガーデンの異世界感は圧巻です。

大菩薩嶺
標高2057メートル。
一気に標高が高くなりました。ここで紹介するのは、標高約1600メートル地点までバスで行くコースです。
残り400メートル余りを登るわけですが、急な勾配もあまりない為、難易度は高くありません。それでいて、高さゆえの眺望は抜群です。しかも、百名山の1座でもある、というオマケつきです。

まとめ
今回紹介した登山の魅力はほんの一部でしかありません。山小屋泊やテント泊、山メシ、日本アルプスデビュー、海外の山など、山の魅力は他にも色々あります。
ただ、登山は楽しい趣味ですが危険も伴います。安全には十分配慮して豊かな登山ライフを送りましょう。