CTF、CpawCTFへの参加によって初めの一歩を踏み出しました。
このままCpawCTFをレベル2、レベル3と進めていきたいところですが、他にもCTF入門になりそうなものはないかと探していたところ。
こんなイベントを発見しました。
ゼロから始めるCTF入門勉強会(初心者歓迎!)
これやん。これこそ求めていたものやん。
というわけでさっそく参加申し込み。
今回は、「ゼロから始めるCTF入門勉強会(初心者歓迎!)」の参加体験記事になります。
CTF勉強会の雰囲気
会場の様子
勉強会は、秋葉原のWeeybleというコワーキングスペースで開催されました。
ちょっと洒落た音楽が流れてたり、ボードゲームが置いてあったり、と明るい印象。
参加費
1000円です。
スケジュール
10分ほど、本勉強会についての軽い説明。
1時間、Misc問題の実践。
休憩を挟み。
1時間、Binary問題の実践。
その後は交流、懇親会、といった流れでした。
Misc
CTFにおけるMiscジャンルは、いわゆる「その他」系の問題の集合です。
本勉強会では、ざっくりこんなことをやりました。
- ある実行ファイルを起動する⇒エラーメッセージが出力される。
- 何もせずに起動するとエラー。という事は何かしらのアクションを取り、ファイルを正常に起動させればゴール(フラグ取得)なのではないか、と考えられる。
- エラーメッセージから、取るべきアクションを推測し、トライ&エラーを重ねる。
- ファイルの正常起動に成功し、フラグ取得。
この③がもうね、色んなツール使いまくるわけですよ。
そもそも本勉強会は、運営が準備した仮想イメージ上で作業を行う為、自PCに仮想環境の構築していくことが大前提。
この仮想環境に、バイナリエディタやらパケットキャプチャーツールやらが用意されており。
両方とも初めて使ったわ。
そもそも仮想環境自体も慣れてないので、終始あたふた。
感想です。
CTFについての経験は全くなくてもついていける。ただし、エンジニアとしての経験はそれなりになければついていけないと思う。
Linux上で、あるファイルをsudoでchmodしてviでwqする、なんて当然のようにやるので。そもそも自PCに仮想環境構築しておかなきゃならない時点で、非エンジニアには厳しそう。
ただ、運営スタッフがうろついており、困ったときは質問して助けてもらえるので、臆する必要なし。
Binary
Binaryジャンルは、そのままですね。バイナリファイルの解析です。
といっても、やった事は結構シンプルでした。
あるプログラムをデバッグ実行し、if文の前で変数書き換えてifの中を通るようにする。
if文ってなんぞ? ってレベルだと厳しいと思いますが、そうでなければ問題なし。
参加した感想
勉強会、2時間は長いかもな、と思ってたんですけど、あっという間ですね。
そして、結構皆さん熱心に手を動かしてました。和気あいあい、というよりはもくもく、と言った感じ。この辺はやはりエンジニア感が出てるんですかね。
それにしてもCTF、面白いですねー。
今回のMisc問題、挙動から推測してトライ&エラーすることが肝だったわけですが、エンジニアの実務と非常に重なると思うんですよね。
問題解決能力向上、幅広いIT知識の習得、さらにはフラグ取得出来た時の恍惚感。
「CTF、興味はあるけどまだやった事ない」という方はぜひ勉強会や常設型CTFにチャレンジしてみてください!